①北海道公立入試における内申点の算出方法
北海道公立高校入試では、絶対評価(1~5の5段階評価)をもとにして、次のように内申点は算出されています。
○中1の9教科の評定(3学期の通知表のこと)合計(9~45)×2……①
○中2の9教科の評定(3学期の通知表のこと)合計(9~45)×2……②
○中3の9教科の評定(3学期の通知表のこと)合計(9~45)×3……③
※①+②+③=内申点(315~63)
そして、315~296をAランクとし、以下20刻みでMまでのランク付けをしています。このA~Mまでを内申ランクといいます。
【付記】仮の内申点の計算方法
(1) 中1生の場合
○中1の9教科の評価(1~3学期の最新の通知表)合計(9~45)×7
=仮の内申点(1教科の上下で、内申点が7ポイント変化)
(2) 中2生の場合
○中1の9教科の評定(3学期の通知表のこと)合計(9~45)×2……①
○中2の9教科の評価(1~3学期の最新の通知表)合計(9~45)×5……②
※①+②=仮の内申点(1教科の上下で、内申点が5ポイント変化)
(3) 中3生の場合…中3の評価(1または2学期)のみ、基本式にあてはめる。
※中3段階で、1教科の上下で、内申点が3ポイント変化
〇内申ランクの段階
●Aランク:315~296 ●Bランク:295~276 ●Cランク:275~256
●Dランク:255~236 ※3か年評定がオール4の生徒のランク
--------------------------------------------------------------------------------- 進学校ライン
●Eランク:235~216 ●Fランク:215~196
●Gランク:195~176 ※3か年評定がオール3の生徒のランク
●Hランク:175~156 ●Iランク:155~136
●Jランク:135~116 ※3か年評定がオール2の生徒のランク
●Kランク:115~96 ●Lランク:95~76 ●Mランク:75以下
※このアルファベットをつかうランク方式は、相関表による判定を行う道府県で行われます(段階分けは、各道府県で異なる)。
②他の都府県の算出方法(参考資料)
北海道のように、中学3年間の評定すべてを内申点算出に扱うケースは、全国的にみると稀です。他の都府県では中2~3または中3の評定のみで算出するケースの方が主流です。
●例1)東京都
調査書の評価は3年の成績(絶対評価)で判定し、3年の成績を9教科5段階に評定する。ただし、実技4教科は1.3倍する。
◎中学3年 5教科×5段階+4教科×5段階×1.3倍 =51点満点
●例2)神奈川県
調査書の評価は3年の成績を重視(絶対評価)し、中学2・3年の成績は9教科を5段階に評定する。ただし、3年の成績は2倍に換算する。
◎中学2年 9教科×5段階 = 45点満点
◎中学3年 9教科×5段階×2倍 = 90点満点
※2学年合計で、135点満点。ただし、合格判定では100点満点に換算する。
●例3)大阪府
調査書の評価は3年の成績(相対評価)、3年生の成績を9教科を10段階に評定する。さらに、各高校が定めた倍率をかける。(例:学力検査点:内申点が5:5の高校の場合)
◎中学3年 5教科×10段階×4倍+4教科×10段階×6倍=440点
③絶対評価と相対評価
2002年度学習指導要領より実施されている絶対評価は、観点別到達度評価とも言われ、ある一定の基準を満たせば、該当する通知表の評定を人数比に関係なく算出される方式です。
定期テスト(中間・期末)の結果に得点力を5割、授業態度・提出物状況などの普段の様子を5割として、算出されています。学校によって基準は異なりますが、合計8割以上で評定が5、6割5分以上で4とするケースが多いようです。
それに対し、相対評価は人数比によって算出されます。上位の7%が評定5、以下24%が4、38%が3、24%が2、7%が1と評定されます。
2002年以前は、定期テスト(中間・期末)の結果が8割以上の評価値を占めていましたので、テストで上位に位置すれば、通知表の5や4は取りやすくなっていました。
現状の入試制度では、2002年以前よりも内申ランクが高くなる傾向にあります。お父様・お母さま方の時代よりも、高ランクが出やすくなっているのです。それをふまえて、お子さんの進路指導に役立ててください。