全国的に、公立高校入試の合否判定資料となる要素は3つあります。
①内申点…通知表評定のある9教科に関して、5段階または10段階の値を数
値化したもの。
②学力点…いわゆる入試のこと。1教科50~100点で実施、合計点を数値化
して表す。ただし、各教科の得点のうち一部教科に重点を置く傾斜
配点もある。
③調査書…特別活動(クラブ活動・生徒会など)、生活面の様子、性格などが
文書にて記載された資料のこと。内申点もここに含まれる。
※以上の①~③を総合的に評価して、入試の合格者は決定されます。ただし、③の調査書に関しては、大きな問題がない限り気にしなくても構いません。
おもに内申点と学力点で合否判定を実施するわけですが、その方式は全国でおよそ3つのパターンに大別されます。
①相関表方式(北海道)
〇内申点と学力点の分布を左記の相関表に記入し、合格ラインの枠内に入った者を選抜する形式。
〇北海道の場合、内申点と学力点を1:1であてはめるA群で定員の70%を決定する。
〇残り30%(B群)は、学力点重視枠15%と内申点重視枠15%に配分され、各高校ごとに重視比率を選べる。(0:10~4:6まで)
※なお、他の都府県では以下のような判定方式もあります。
②加算方式(東京都・神奈川県・山形県・大阪府など)
〇内申点と学力点を数値化したものを合計し、その上位者から選抜する方式。
〇相関表と異なるのは、数値化する際に、それぞれの満点を同一にして合算するケースが多いことである。
〇合格者を100%この方式で決める都府県は少なく、20~30%は内申点または学力点のいずれかを重視した選抜を実施するケースが多い。
※高校教師の友人から聞いた話ですが、北海道の一部の高校でも非公式に、この方式で70%枠の合否判定を行っているケースがあるそうです。
③重複方式(青森県・京都府など)
〇相関表方式と加算方式を融合させた選抜方法。
〇合否判定は、内申点と学力点の両方の基準を満たした生徒(Ⅰ群)、いずれかを満たす生徒(Ⅱ群)、いずれも満たさない生徒(Ⅲ群)に大別して実施する。
〇Ⅰ群→Ⅱ群→Ⅲ群の順に該当生徒を選抜する。
これらの方式のもとになる、内申点の算出法は(2)にて、学力点の算出法に関しては(3)にて解説いたします。