入試問題を解くときの注意を1つ書きます。(1)の条件であったAB=BC,∠ABD=30°は,この問題には関係ありません!
仮定として使えるのは、大問の設定であるBC=AD,∠ADE=∠GDEおよび(2)の設定である∠CED=∠ECBだけになります。
【解き方】
まず,AF=CGを証明するのに必要な三角形は,△AFDと△CGBであることを見極めます(図中の緑の三角形)。
仮定からAD=CBはすぐわかりますね。
ここで,∠CED=∠ECBという条件から次のことを判断してください。
a.円周角の性質から,∠CED=∠CAD。このことから∠DEF=∠BCGが成立すること(図中の×の角)。
b.∠CEDと∠ECBは錯角の関係になるので,線分EDとBCは平行になる。
bのことから、もう1組の錯角である∠GDE(F)=∠GBCも成立し(図の●の角),仮定から∠FDA=∠GBCが言えるのです。
【解答例】
△AFDと△CGBにおいて,
AD=CB(仮定) …………① 中間点1点
∠CAD=∠CEF(円周角) ,∠CED=∠ECB(仮定)から,
∠DAF=∠BCG …………② 中間点1点
∠CED=∠ECBから,ED//BC
よって,∠GDF=∠GBC …………③ 中間点1点
③と∠FDA=∠GDF(仮定)から,∠FDA=∠GBC …………④ 中間点1点
①,②,④から,1辺とその両端の角がそれぞれ等しいので,
△AFD≡△CGB したがってAF=CG
※赤字の部分が抜けても,減点の対象にはなりません。
