せっかく選んだ私教育(塾や家庭教師)なのに、継続させるかどうか悩む局面が必ずあります。
「やめさせよう」「やめようか」という結論を出す前に、継続できる可能性があるかどうかを判断することが重要です。
(1)指導開始3か月まで
順調に指導が開始したとしても、指導の成果が出るには最低3か月はかかると考えてください。それまでの期間は、「成績が伸びない」「習慣が身に付かない」などという理由では止めない方が利口です。
次の月から、飛躍的に効果が上がるケースが多々ありますから、待つことも大切です。
ただし、次のケースに関しては、何らかの方法で指導形態を変えることが必要です。
〇家庭教師・個別指導塾において、担当の講師との相性がよくなかったり、指導内容がわかりにくい場合。
→派遣会社や教室責任者へ担当変更を申し出てください。
〇集団指導塾において、教室のムードや担当講師と合わない場合。
→コース変更を申し出るか、通う教室自体を変えてみてください。また、個別指導を併設している塾ならば、個別指導に変更するのも選択肢の1つです。
(2)指導開始1年後まで
経済的に考えるなら、諸経費の納入のある年度替りは1つの決断の時期であるのは事実です。次学年へ継続させるか否かは、次の項目をチェックしてから考えましょう。
〇1年間での通知表・定期テストなどの結果が伸び悩んでいるかどうか。
→指導前の水準と変化がなかったり、むしろ下がっているときは変更してもよいでしょう。しかし、ある時期に成績が上昇し、その後維持している場合は指導の成果がでていると考えてください。
成績というものは、上げるよりも維持することの方が難しいものです。
(3)それ以降の場合
1年以上指導をした上での見極めは、成績状況よりもお子さんの態度などで判断するのがベターです。次のケースは、どうするか検討の余地ありです。
〇家庭での学習習慣が身についていなかったり、塾や家庭教師の宿題以外の勉強をしているように見えないとき。
〇講師の外見やユニークさ、友人関係などの話題が多くなり、勉強の話をしなくなったと感じるとき。
〇塾のクラスや講師の不満が多くなったとき。
〇塾で実施したテストの結果を意識的に親へ提示しなくなったとき。
これらの場合は、慣れや不信などで生徒の学習意欲の低下のサインと考えましょう。ここまでいった場合、生徒の大胆な意識改革が期待できない限り、別な指導法を選ぶほうが本人のためになるケースが多くなります。
ただし、入試まで3か月を切った場合は、学校外指導を付加することはあっても止めさすことには賛成できません。
前述のように、指導成果が出始めるには3か月はかかるからです。切り替えたのはいいけど、成果なしで終えては踏んだり蹴ったりです。