1月末に札幌市西区琴似の“神谷塾”に別サイトの塾案内掲載の依頼兼取材に行きました。神谷塾の紹介に関してはP.E.Sの方に記載していますので、そちらでご覧になってください。
その際に見せていただいた“さなるのSee-be”というシステムについて、非常に興味を引きましたので、今回はちょっとそのお話をさせていただきます。
See-beは、簡単に申し上げますと授業の板書や補助映像をプロジェクターで投影し、授業を進めるという集団授業向けのマルチメディア教材です。さなるのHP内では、次のように概略が紹介されています。
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たとえば授業の導入。See-beを使って生徒の度肝を抜く映像を眼前に繰り広げておけば、「何が始まるのか」「なぜこんなことが起きるのか」と、これから教わることへの期待感を否応なく高められます。
授業のテーマとなるイメージを先行して体験させ、興味をひいておくことで、その後の詳しい解説を活かせるわけです。
また、理科や社会の授業には、重要な模式図やグラフが頻繁に登場しますが、その意味を正確にイメージできない生徒、「よくわからない」「わかったかどうか、自信がない」という生徒の、いかに多いことか。
抽象的なデータから思考する力は重要ですが、生徒が結果的に正しいイメージで理解したかどうか、教師が把握するのは簡単ではありません。
See-beは、それも解決します。 映像が持つ情報量は膨大です。言葉や文字では説明しきれない微妙なニュアンスを、See-beでは数秒の動画で伝えることが可能です。
貴重な実写映像や、3Dで展開されるコンピュータグラフィックス、そして教師のコントロールで自在に動くシミュレーション。まさに一目瞭然、「ああ、そういうことだったのか」と閃くように理解する瞬間が、どの生徒にも訪れます。
「マルチメディア」という言葉はそろそろ使い古された観がありますが、学習効果を正面から捉えて作成されたマルチメディア教材はこれまでありませんでした。
See-beを活用する授業は、ただ楽しくわかりやすいだけではありません。生徒たちの深く正しい理解、応用の利く真の学力充実をサポートする、強力無比の武器となり得ます。
生徒たちの頭脳に、「わかった!」という感激をダイレクトに与えられる。これこそ、マルチメディア教材の本領発揮です。これほどの「授業内容の差別化」は、他ではまず得られないでしょう。
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補足しますと、提供される映像とその活用は大きく2系統があります。
①各単元の板書事項がスクリーンに映し出され、特殊なタッチペンによって講師の文字がスクリーンに書き込める。
生徒は、See-be対応テキスト教材に必要な内容のみを書き込む。
たとえば、左の写真は中2理科化学反応式に関するものです。
水素・酸素・水を示すモデルをクリックし、動かしながら分子の個数を合わせられます。
そして、指導する講師が化学反応式を直接書き込めるという形です。
ビジュアル的な指導が必要な理科や数学の図形などではかなり効果的に活用できると思います。
また、自作した資料を組み込むことも可能です。
②資料映像を映し出すことによって、実験などのフォローを行うことができる。
これに関しては、映像元がNHK教育TVになっています。さまざまな理科の実験や地理の地域、歴史的建造物の構造などCGと実写で解説がなされています。
音声はついていないので、講師が解説を織り込めるようになっています。
なお、英語に関しては音声がある教材もあります。
右の写真は小学生用のものですが、それぞれの単語の部分をクリックすると、正しい発音が音声として流れます。
先生が発音するよりもきれいな声で流れます(明らかに僕の発音よりも正確です)。
神谷塾では、このシステムを活用して、新年度より小学生英語のクラスを立ち上げるとのことです。
まあ、さなるが開発したこのマルチメディア教材は、かなりの研究の末に世に送り出されていますので、完成度はなかなかなものだそうです。
もっとも、神谷塾長からは「改善してほしい部分が何点かあり、それを取り込んでくれれば…。」というようなことも聞いてはいますが、総じてできはいいようです。
しかし、このマルチメディア教材“See-be"を北海道で導入しているのは、神谷塾ただ1つなのです。運用面での難しさだけではなく、北海道の塾にはそぐわない点が数多くあるようで、現に前述の教材展示会でもプレゼンはなされていませんでした。
実際のところ、さなる側も北海道で販路を拡大することはすでにあきらめているようです。
ここから、どんな問題点が見えてくるのか。それは次回にて。
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