★進学会社長に平井常務 31歳、東証一部で最年少
「北大学力増進会」などを展開する学習塾大手の進学会(札幌)は23日、創業者の平井睦雄社長(59)が四月一日付で代表権を持つ会長に就任、後任に長男の平井崇浩常務(31)が昇格すると発表した。
帝国データバンク札幌支店によると、全国124万社を収録する同社企業概要ファイルのうち、東証一部上場企業で31歳の社長は最年少。
少子化の進行で業界内の競争が激化する中、トップの大幅な若返りで企業の合併・買収や業務提携など再編の動きに対応するほか、現役講師陣との関係を強化し指導力の底上げを図る。
平井崇浩氏は、札幌出身。東大経済学部卒業後の2001年に日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)に入行、05年に進学会入りして常務に就任。なお、社長就任後も引き続き、講師として教壇にも立つという。
また、進学会は従来行っている個別指導部門を独立させ100%出資子会社「プログレス」を4月上旬に設立することも発表した。
出典:『北海道新聞』2009年3月24日付
いずれは社長に就任するというのは、既定路線として受け止めていましたが、早いですね。それにしても、05年に進学会に入社ということですから、いかに創業者のご子息とはいえ、早い出世です。経験、大丈夫ですかね…。
進学会が、これだけ早い世代交代をすすめた背景には、北海道塾業界に関する大きなうねりを敏感に感じた進学会ならではの対応が感じられます。
塾業界は、今や大きな渦の中にあり、年内にも大きな動きが予想されています。早い世代交代の実施により対応力を強化していこうというのは、企業の姿勢として納得できます。
ただ、数年前から進学会の役員人事は、平井睦雄氏時代のたたき上げメンバーから崇浩氏(以下、社内俗称に合わせてジュニアと略)と距離が近いものに置き換わっていましたので、この記事でいう“企業の合併・買収や業務提携など再編の動き”に対する実権は数年前からジュニアの手にあったといってよいでしょう。
昨年度における市新との提携や、こどもクラブ買収に関する交渉は、すべてジュニアの手によるものであったとも言われていますので、こういったM&Aや業務提携、部門の再編などはより一層進んでいくと思われます。
ただし、ジュニアの統率および運営力には疑問符をもつ社員も、内部にはまだまだ多いようです。
未確認情報ですが、昨年度のこどもクラブ買収破綻の原因として、こどもクラブ会長江上壽幸氏に対するジュニアの不遜な態度が、こどもクラブ側の怒りを買ったことも噂されています。
まだまだ、経営手腕としては未知数のジュニアに代替わりを急がねばならない、それだけ塾業界は何か大きな動きが待っているということなのでしょう。