★秀英予備校が12月、九州進出 3月までに福岡県内に9校舎
秀英予備校(渡辺武社長、本社静岡市)は12月、いよいよ九州に進出する。2009年3月までに福岡県内に小学生と中学生を対象に9校舎を開校する。新設時には従来通り「無料講習会」を実施し、合計で約1,500人の生徒獲得を目指す。2010年3月期以降、他県での開校も検討するとしている。
一昨年九大進学ゼミをグループ化したさなるに続く他県大手の参入は、少子化を背景に競争が激化する九州の塾業界に一気に再編を促す可能性がある。
投資額は約9億円。校舎はビル一棟を賃貸契約するか、自社で所有する。講座は小学生3ー6年生に公立中学進学後の授業をにらみ、中学生には高校受験に向けた指導を主力とする。1クラスの人数は20ー30人で、1校当たり150ー200人の生徒を見込む。福岡県では数年以内にさらに10校舎程度を開校する計画という。
出典:『全国私塾情報センター』2008年10月2日付
私達の方では、2008年春からこの情報は入っていましたが、詳細が不明のため、あまり取り上げませんでした。
記事内容に関して思うことは、札幌進出時よりも投資額が低いということを挙げられます。札幌進出時は、自社ビルを10棟以上建設したわけですから、それだけでも30~50億円の投資を行っているはずです。
自社ビルは、おそらく本部教室のみではないでしょうか。それは何を意味するかというと、次の点を推測します。
(1)ライバル会社“さなる”への対抗上、九州進出を早急にする必要があった。
(2)旭川進出時の失敗を糧に過剰な投資をおさえた。
(3)はなから、撤退時のリスク軽減を前提とした進出と考えている。
それにしても、集団クラスの塾として進出するのは、いかがなものでしょう。私は、今の塾業界の流れから考えて、リスクの方が大きすぎる気がします。
また、秀英予備校は、もっとも塾継続生の動きにくい12月に進出するという策も疑問です。まさか、2009年4月に高等部を立ち上げるとは、考えられません。
それならあと3か月待ってもよかったのでは?… 1500名という目標数字は、それを踏まえてのものなのでしょう。他の時期なら、少なくとも2000名は獲得目標とするはずです。
※この件に関しては、僚友サイト『羊蹄学園大学社会学部講義集』が詳しく掲載しています。そちらも御覧ください。