私、藤井が書くのは、今回と次回までです。最後に語ることは、各大手塾ごとへの提言と言うか意見と言うようなものです。
今まで、大手塾に内包する様々な問題点を記載させて頂きましたが、それはひとえに顧客である生徒・保護者の方々や信じて働いている社員やアルバイトの方々への扱いに疑問を持っていたからです。
安達くんのかつての上司は、彼にこう言ったことがあるそうです。
「学校というところは、どんな杜撰な指導していようと生徒はいなくなりはしない。しかし、塾は翌日から生徒がいなくなるのだ。」
しかし、大手塾ではそうでもないようです。問題が起きた時は、講師個人の責任として首を切り、問題のある教室や地域はそのものを切り捨てる。そうして、企業全体として責任をとることを回避しているように思えるのです。
では、問題を起こした講師がいた場合、その雇用責任はどうとるのでしょうか。あの京都宇治市における小6児童殺人事件の大学生講師は、その後本人の異常的な嗜好や性格が取り立たされ、まるで塾側には責任がなかったかのように風化しつつあります。
大学生講師の盗癖や停学の事実を塾側がつかんでさえいれば、回避できたはずの事件です。そのような一過性の事件ではないでしょう。もちろん、再発防止のために様々な業務改善を行ったことは認めていますが、失われた尊い命が戻ることはありません。問題点が起きてから対処するのではなく、問題点が起きる前に芽を摘むことが大切なのです。
私からはその点を踏まえ、2つの塾への提言を書かせていただきます。
(1)S英予備校について
社長・専務の独裁に近い経営が噂されていますが、そんなことより離職率の高さがこの企業の弱点でしょう。実際、新卒採用の90%以上が4年未満で退職する現状を放置してよいのでしょうか。
その理由として思いつくのは、講師のマニュアル遵守度の高さです。塾の講師の魅力のひとつはあふれる個性です。しかし、S英の方針ではそれを発揮することはできないでしょう。どんな人材でも戦力にするには、マニュアルは必要です。
しかし、それはあくまでも経験レベルが少ない時の話であって、ある一定の水準になったら自由度を認めてよいのではないのでしょうか。少なくとも、道民にはその方向性は合致していないように思えます。塾生の定着度がその指標となっていることに気づくべきです。
教室の機能性は評価しておりますが、中身が不十分ではそれを生かすことは難しいでしょう。
そして、執拗な生徒勧誘は、やめて授業の魅力で募集を進める方針へと早期に転換すべきでないでしょうか。S英予備校をライバルとして認知しているのは、大手2塾くらいなもので、札幌・旭川の地域展開塾は、S英予備校をライバルとは認知していません。それが意味することくらいわからないのでしょうか。
ただ、教育産業の方向性として、さまざまな可能性を求める姿勢は評価しています。塾としての本道に立ち返り、そういったすべての活動に統一性を持たせてほしいものです。
ちなみにチャレンジ精神のある企業ならぜひ、帯広にて教室展開をしてほしいものです。他の大手塾と真剣に指導の質を競い合って、これぞS英であるところを見せてほしいですね。
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