道内大手3塾はそれぞれ地盤の地域を持っています。他の2つがその地盤地域に戦いを挑んでも勝つことはかなり難しいでしょう。札幌発祥のHZ会は地区シェアNO.1ですし、R会の帯広柏陽高校の占有率は70%強ですし、S英の地元静岡に戦いを挑んだHZ会は敗れ去っています。
ここで私(安達)は思うのです。大手3塾の中で最終的に勝ち残るのはどこなのだろうって。その物差しになる地域が実はあります。
大手3塾がすべてアウェーで、市内全域を牛耳る有力な地域塾がない都市、それは旭川市です。
80年代中盤までは、旭川市内には、勢力のある地域塾が存在していました。しかし、HZ会の進出とともに衰退し、R会が進出して数年後には跡形もなく消え去ったそうです。そして、2年前にS英が旭川市に進出しました。3大大手塾が雌雄を決する場ができあがったわけです。
HZ会の旭川新本部長(10月着任)は、新卒3年目にして本部長に抜擢され、その後不振地区のほとんどを立て直すという辣腕をふるってきた人物です。
R会旭川本部長は、アルバイト講師だった時分、他業種企業の内定が出ていたところをR会代表が惚れこみ入社させたという噂のある人物です。彼も新卒後3年目から各地域の本部長を歴任しています。
S英も今冬の講習において、中2以下を無料にするという戦略を取っていますので、大手3塾は今まさに旭川の地においてガチンコ勝負のときを迎えているのです。
この戦いを、
「旭川代理塾戦争」
と名づけて注目してみたいと思います。
ここで、3大手塾の戦力分析をしてみましょう。
まず、講師に関してです。HZ会は社員6名+アルバイト講師30名前後、R会は社員講師のみで40名前後、S英も社員講師のみで15名程度という布陣です。これだけならHZ会が不利に思えるでしょうが、はたしてそうでしょうか。
HZ会のアルバイト講師のほとんどは旭教大生。将来は教育に携わる仕事を目指す学生たちばかりです。彼らにとって塾講師という仕事は単なるアルバイトではなく、いわば長期的な教育実習のようなものです。
つまり、指導に対する情熱は凡庸な社員講師以上なのです。将来、教壇に立つための苦労は買ってでもするつわものの集団と言えるでしょう。
R会やS英が社員講師で固めていたとしても、新本部長がアルバイト学生をうまくまとめたなら互角以上の戦いができるはずです。
対するR会本部長は、「清濁あわせ飲む」というより「清」の道ばかりを歩んできているようですので、司令官としての指導力には疑問符が付きます。HZ会の本部長のように、飛躍的に地域本部を伸ばしたという実績はないのですから。社員を一枚岩にできるかどうかが課題でしょう。
S英に関しては、この冬期講習の募集が分岐点になると思います。成功したら隆盛化、失敗したら撤退を含めた衰退化が進むでしょう。
今のところ、R会が優勢ですが、私はHZ会のかなりの巻き返しがここ数年で起こると思ってます。それは、旭川のみならず全道において、HZ会がR会に対して指導上のある優位点を持っているからなのです。
注目するのは、小中高生を合算した総塾生数です。それを確保した塾が、大手塾として地域の基盤を握ることになるでしょう。そして、有利に戦いを進めた塾が今度は全道の各都市での覇権を得ることにつながると思います。
なお、地元塾はその動きに静観の構えです。まあ、今行っているよい指導を貫くだけということですね。地元塾が塾生数を伸ばし続けたなら、大手3塾には勝者はいなかったということになります。
旭川における大手3塾の戦いは、全道へ波及していく一歩になると注目しています。どうも旭川からは目が離せません。
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