全道学習塾の塾継続生数を比較した場合、ビッグ3といえばR会、HZ会、S英の順となります。まるで、昨今話題になっている全米自動車業界みたいですが、買収に次ぐ買収で基礎を作ったR会はGM的、かたくなに初期のシステムを維持するHZ会はフォード的、道内では上位2社に水をあけられているS英がクライスラーと例えると、不思議にぴったりと当てはまります。
かつてのアメリカ人の感覚は、自動車産業は強いアメリカの象徴であり、ビッグ3のみがその牽引役とされていた時期がありました。それゆえ、同業新規事業者の参入をさまざまな方法で妨害したこともあります。
映画にもなりましたのでご存知の方も多いと思いますが、1945年頃プレストン・タッカーという人物が「多くの人たちに安全で高性能な自動車に乗ってもらいたい。」と考え、タッカー・トーペードという当時としてはかなり先進的な自動車を世に送り出しました。
さて、タッカーの成功をねたむ巨大な自動車産業ビッグ3はタッカーに圧力をかけ、あらぬ誹謗中傷を振りまきタッカーとトーペードを闇に葬り去ろうと暗躍するのです。そのため、タッカーは詐欺師として裁判台に立つはめになり、50台生産されたタッカー・トーペードは闇に葬られてしまうのです。
実は、これと似たようなことが、道内教育産業ビッグ3でも起きているらしいのです。
GM的存在の塾の場合、中小の塾への圧力を教材会社を通じてかけているという情報があります。ご存知のようにこの塾はテキストをオリジナル作成せず、教材会社から購入し、表紙を巻き替えてあたかも自作のように使用しています。
教材会社からすると大変重要なお得意さんなわけですね。それをいいことに、他塾にテキストを卸さないように各教材会社に圧力をかけていくわけです。もちろん、その被害を受けるのはオリジナルテキストのない中小の塾です。
実は、その圧力に屈しなかった教材会社があります。それは道コン主催する進学舎です。進学舎は、道内の各塾と公平に取引するスタンスを貫いています。
実際、この塾が“入試対策テキスト”と称して使っていたテキスト「サミングアップ(E光出版部作)」をE光ゼミナール北海道に卸させないように圧力をかけられ、なんとか丸く収めた事もありました。
ここで、「なるほど!」と思いました。なぜこのGM的塾が道コンを離脱したのか(11月より札幌地区も離脱)。自社の思いのままにならない進学舎を敵とみなしたのでしょう。
私は、今まで進学舎を誤解していました。本当に私教育界のことを考えた運営を行うスタイルは頭が下がります。道コンの作問1つにしても広く参加塾に意見を求め、その結果として送り出していることもある塾の代表の方から聞きました。進学舎は、とても公平に取引先を平等に扱っているのです。
進学舎の方々に、この場を借りてお詫び申し上げます。
さて、道コンを完全に離脱したGM的塾は、自塾の生徒たちからの「なぜ道コンをやめたの?」という問いに対し、「あんなテスト受けても意味ないからさ。」と言い放ったという証言を得ています。その放言による動揺は他塾の生徒やご父母にまで伝搬する始末です。
長年、世話になった進学舎に対してそこまで言うのはいかがなものでしょうか。
フォード的塾の場合は、GM塾やクライスラー塾に対する口撃がさかんです。フォード的塾の現役講師から、最近どんな内容を口撃したのか情報をもらっています。ざっと書くと、以下のような感じです。
・対GM塾ネタ…会社代表の夜の話、赤字経営の話、講習会費用の値下げに関する話
・対クライスラー塾ネタ…生徒の営業マン化、講師の完全マニュアル化(質問に答えられない講師続出、分数の計算のできない数学科講師)、フォード的塾の悪口を言っている、赤字経営の話
かつてこの塾に勤務していたNさんからは、当時は「大手が他を口撃すると、自分たちもそのレベルまで落ちるからやってはいけない!」と会社代表から指導されていたと聞いていましたが、そのモラルは何処へ行ったのでしょう。残念なことです。
ただ、GM的な塾のように、弱い者いじめをしないだけましです。もちろん、GM的な塾はフォード的塾への口撃もしていましたから…。
クライスラー的塾は、道内では情報があまりないので定かではありません。が、本州ではライバルさなる学院に対し、「下がる学院」などと他塾への口撃はしているらしいとのことです(もっとも相手も「ひでえ~予備校」と言い返したらしいですが)。
さて、アメリカ自動車産業ビッグ3の末路は、国の救済がなければ再建不可能なレベルまで落ち込んできています。これは、放漫経営+他社への嫌がらせをした報いでないでしょうか。国家がきっと救済してくれるというのは甘い見通しです。
塾ビッグ3も、まっとうな経営で戦うならいざ知らず、口撃合戦や他塾への嫌がらせは見苦しいだけです。いずれ、消費者に見捨てられますよ。そうならない様に、まともな指導力で勝負しあって覇権を勝ち得てほしいものです。
それならば、私も大手という色眼鏡で見ず、指導力と企業力で評価しますから。
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