HZ会、R会の全道展開をふりかえるとき、ある業界との類似性を感じてしまいます。どの業界かと言いますと、外食いわゆるラーメン屋さんです。一口にラーメンといってもいろいろな味があり、これがNO.1と決めることはできない。私教育もさまざまな選択肢があるのと似てるといえば似ています。
ここで例にするのは、旭川発祥で自由律俳人の種田〇〇〇氏の下の名前をとったラーメン店です。この店の売りといえば豚骨ベースの塩ラーメン、具材の小梅が結構素敵です。私(藤井)は、この店の本店を訪れて食したことがありますが、その味の素晴らしさと本店のボロさにWで驚いてしまいました。
一泊した翌日、あの味が鮮烈に残り、もう一度食したいと思いつつ走っていた旭川から札幌への帰り道、国道12号線を走っていたところ、途中の岩見沢に支店があったのを見つけ「もう一度、食べて帰ろう!」思い立ち、寄ってみました。しかし……。
本店の味とは似て非なるものでした。昼食時というのにあっさり座れるくらいの入りも仕方ないところです。本店とは比べ物にならないくらい立派な店舗がなぜかむなしく感じられたのです…。聞けば、岩見沢の店長は、本店で1か月ほど研修を受けただけとのことですから、無理もないことです。
HZ会で言えば札幌市、R会で言えば帯広市。本店の所在都市です。どちらの塾も発祥の地では地域シェアNO.1を確保しているといってよいでしょう。では、他の地域はいかがでしょうか。
本店の味が維持されているとは言い難いものがあるというのは事実でしょう。まず、各地域本部の本部長のカラーが違いますので、同じ看板の塾でも時間割の組み方や生徒対応などに違いが出ます。
特に、HZ会のようにアルバイト講師主体の場合、それぞれの地域の国立大学のレベル差や学部の違いが露骨に講師の力量に現れやすい現実があります。R会にしても安達から、他地域の転校生を受け入れたときに、元の地区と落差ゆえに退塾したケースもあったと聞いています。
ラーメンの〇〇〇も最初から支店展開を考えていたわけではなく、人気が出たので旭川市内から徐々に店舗を増やし、最終的に道内各地に支店をつくったのでしょう。HZ会もR会も、始めは個人塾として創業し、多くの生徒・保護者から評価を得て道内各地へ飛び出していったのでしょう。
ラーメン店において、支店が本店の味を保つためには、製法や成分のマニュアルが存在します。しかし、料理人によってその再現度には差が生じるのは事実でしょう。ある意味、2大手塾も同じといえます。
拡大経営がもたらすもの、それは末端への意思の不統一という問題です。発祥の味を再現できなくても、それぞれの地域性にあった味を作れれば成功なのですが、現実それは難しいことです。マニュアル化はかえって足かせとなることもあるのです。
いかにも頑固な親父のラーメン屋っていうのは、多角経営による味の低下を嫌がって、いつまでも1つの店にこだわりつつ味を保つものです。
地域塾はそれにあたるでしょう。評判になろうと、指導の質を維持できなくなることを拒み、1会場にこだわっている塾がそれに当たります。支店を作っても目の行き届く市内までと考えるでしょう。
頑固親父のラーメン屋さんが支店を出すときは、徹底的にたたき上げた弟子に暖簾分けをする。それと似ています。
私達が地域の私塾を評価するのは、その指導の質にこだわる運営方針です。マスプロ的な指導では、必ず取りこぼしができる。それに否と言っているからです。
しかし、頑固すぎて自分の店の味を守りすぎ、お客の好みの変化に疎いラーメン店がつぶれることもよくある話です。私塾でも、他の塾の情報に疎く、何年も同じ指導をしているようではいずれダメになってします。そうして、廃業した個人塾も現実存在します。まるで、大きなラーメンチェーン店の味に負けて廃業するかのようです。
ところで、S英の指導はラーメンチェーンというより、ハンバーガーなどのファストフードチェーンに似ています。S英の先生の話し方は、声が違うだけであとは全く同じという評判も聞きますしね。
おそらく、マニュアル化がかなり進んでいるのでしょう。私達もなかなかS英の指導に知ることができないのですが、ある方から情報をもらった「この動画」を観ると理解できます。授業しているのは、おそらく2~3年目の講師でしょう。
ここまでの徹底度は、まさにファストフードですね。
ともかく、おいしい味を各地に伝えたいという考えは、良いことだとは思います。それは、味の質を維持していればこそ通用することを忘れないでほしい。そして、勝負するのはあくまでも味であって、他店への中傷や嫌がらせによって店舗拡大しても、いずれは評判を落とすだけであることも当たり前の話です。
大手塾の拡大戦略には、そういったネガティブキャンペーンの方針があることも知っています。ホントの味だけで勝負するとよいのに……。
今まで語りたくなかったのですが、ついに語るときが来たようです。
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