去る10月18~19日、北見市におきまして、北海道の各地で地域貢献を目指して活動する私塾の方々の勉強会“第2回 北海道「志」大学”が開催されました。
参加されました塾はと申しますと、
首都圏で活動する興学社学園をはじめ、
志学会(北見)、あすなろ会(釧路)、
まさむら塾(芽室)、学習塾シード(小樽)、
たいせつゼミ(旭川)、TransCool(苫小牧)、
学習工房幹(江別)など
10以上の道内塾を交えたそうそうたるメンバーです。
今回の会合の目的は何か、当HPも気になるところでした。と、申しますのは次のような懸念があったためです。
過去30年間程の北海道の私塾界は、さまざまな団体を構成しては雲散霧消の如く解体される歴史を繰り返しています。
別項で記載した全道私塾連盟に始まり、数多くの私塾団体が1つにまとまろうとして活動をしてはいたのです。
しかし、かつて存在した私塾団体の多くは、大手塾(HZ会やR会)の地域進出に対する経営的な対策組織であったため、加盟する塾相互間の利害関係の不一致が生じやすく、解体もしくは機能不全に陥るケースがほとんどでした。
大手塾の全道展開を容易くさせたのは、こういった足並みの乱れた組織の膠着化にも一因があったと分析しています。
ようするに、経営的な連合体では、何一つ成果を残せなかったということです。
今回の“北海道「志」大学”は、そういった過去の私塾団体とは全く異なる意図で多くの塾が集っていることが、注目点です。
プレゼンされた項目を列挙しますと、
●生徒の成績を劇的に上げる秘訣
●塾講師の魅力と責任…教育は麻薬なり
●塾における人材育成のポイント
●マナー講座
●卓越した教育理念の構築と共有化…私塾のあるべき姿
●『超実践論』…塾長で決まる塾改革
など、私塾としてどのように地域社会や生徒・父母に貢献するかをテーマに進む、正に「私塾の勉強会」であったことがすばらしいですね。
途中、ある塾が生徒に見せる感動VTRの上映もあり、参加した多くの塾の先生方は、思わず涙してしまいそうになったそうです(恵まれない環境で育った女の子が不治の病にかかったときの、家族や周りの人々とのかかわりを描く感動的な内容とのことです)。
このVTRにしても、生徒たちに「心」の指導を行う塾の活動を知ってもらうための、重要な議題であったといえるのでないでしょうか。社員に生徒を営業マン化させるマニュアルVTRを見せるS英予備校などには真似できないでしょう。
さらに、このような全体会のほかに各塾が意見交換をする場も設定され、教育観・指導論などの熱い意見交換があったとのことです。
繰り返しますが、今回の“北海道「志」大学”が、過去に北海道に存在したさまざまな塾業界組織とは異なるコンセプトで実施されたことは、ご理解頂けるでしょうか。
重要なのは、「組織の僚友」ではなく「意識の共有」を目指す集まりであったことです。今回参加した塾全てが、よりよい指導を構築する場を得た事を各地域での現場指導の中で実践していただきたいと切に願います。
また、今回の“北海道「志」大学”が将来においても、その意義を失わずに継続的に活動してほしいとも願います。
北海道私教育界という池に1つ2つの石を投げ込んでも、いずれは波は収まります。継続的に波を起こすことが、大いなる動きにつながっていくことでしょう。
“北海道「志」大学”に集った多くの塾が“志”を貫徹して活動する限り、私たち「Private Education Hokkaido Project」もこの試みを応援し続けます。
※快く取材に応じていただいた志学会をはじめとする参加塾の皆様、ありがとうございました。(担当A)
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