どうでもいいんですが、(70)と次回の(71)はファイターズCS敗退前に書かれたものです。(72)は、ショック回復までお待ちください(泣)。
私が望む、学習塾としての理想型。それは、受講する生徒の多様なニーズに対応できる塾です。
そもそも、5教科の学力レベルが同一な生徒が存在するかというとそれはあり得ないでしょう。国語は得意だけど、数学は苦手とか。そんなのは当たり前です。
大手の集団指導塾に通う生徒の場合、総合的な学力でクラス編成がされます。受講教科も5教科必修となるのが当たり前です。
しかし、全教科クラス指導では、数学や理科はクラスレベルに合致しても、英語は理解できないなどの問題点が生じます。
個別指導を受ける場合は、苦手な教科のみの選択になるでしょう。結果的に、その教科には成果があっても、他教科には成果は上がりません。
つまり、5教科の得手不得手で集団指導と個別指導が使い分けれる塾が、1つの理想なのです。
では、そんな運営形式を取っている塾があるかといいますと、実はあります。何と全国最大手の「E光ゼミナール」なのです。
E光ゼミナールの集団指導は、「本科」「特訓」「最水」の3つの学力別クラス編成が設定されています。そのいずれも、5教科必修ではなく、特定の1教科のみを受講することも可能です。
個別指導は、1コマ16,800円(1:2指導)とわりとリーズナブルですから、集団と個別を併用することも可能なのです。
しかし、E光ゼミナールは、S英予備校の15年近く前に北海道に上陸したのにもかかわらず、N進学スクールの後塵レベルの規模しかありません。何故、E光ゼミナールは失敗したのでしょうか。
1つの理由は、その進出経緯にあります。そもそも、1992年に初開設された地域が札幌ではなく函館であったことを不思議に思いませんか。
実は、E光ゼミナールの北海道進出は、S英予備校のように本社サイドが音頭をとったものではありませんでした。早い話、その地域にあった地元塾を買収してE光ブランドにしただけです。
その結果、売却した塾の元経営者が北海道ブロック長として、札幌で買収した塾も含めて運営することになります。そのときに、本社のシステムや授業料体系をそのまま受け入れ、北海道ナイズすることを怠りました。その軋轢が、2001年における“E光ゼミナール北海道”という子会社設立に結びつくのです。
子会社化によって、ロイヤリティー10%を支払う以外、足枷はなくなりました。それは、北海道の独自性に合致した塾の創造へつながるはずだったのですが、方向性が迷走する情けない運営に成り下がるのです。
どんな問題点があったのか、それは次回に続きます。
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