先日、R会出身のA君が昔の同僚と話をする機会がありました。
A君は、彼からいろいろと興味深い話を聞いたようなので、この場を借りてちょっと披露します。
その同僚の方(仮にEさんとします)は、1995~99年当時は小樽R会に勤務していて、義家弘介氏について、いろいろと思い出を語ってくれたそうです。
義家弘介氏の初出勤日(95年11月)、Eさんは初対面でありながら「なんだ、こいつは?」と驚きました。義家弘介氏は、派手な毛皮の分厚いコートを着て出勤してきたからです。
「まあ、服装に関してとやかくは普通は言わないんだけど、この会社は、塾なんだ。ホストクラブではないんだぞ!」と注意せざるを得なかったそうです。
義家弘介氏の社会性の欠如がわかるエピソードですね。
A君が、義家弘介氏が人気講師であったことに疑問を持っていたことは、6章で記載しました。そのことに関して、Eさんは次のように回答してくれたそうです。
「義家弘介が、生徒に人気があったのは事実だ。しかし、その手法はけっして褒められるものではない。」
つまり、人気を得るために露骨にパフォーマンスをしていたということです。自作プリントを生徒に配るときは、必ず“by Yoshiie”と記入し、「これはお前たちのために、俺が徹夜で作った力作なんだ!」と叫んで配っていたそうです。
また、複数枚のプリントを配布する際には、ホッチキスで綴じればよいものをわざわざ“製本テープ”で綴じて配り、力作であることをさらに強調しました。
Eさんは、「会社経費の無駄遣いで不要なパフォーマンスをする困った奴。」と感じたようです。
97~98年頃、Eさんは義家弘介氏に関して、一部の保護者から「義家弘介氏が、中3女子の塾継続生と関係を持っている」「さらに、その子の母親とも関係を持っている」というクレームを受けました。
そのクレームが意外な広がりを見せつつあったため、Eさんは放置することができなくなり、義家弘介氏と面談して、事実を本人に問いただしました。
「いや、その母親は俺が風邪で寝込んだ時に、看病してくれただけですよ。」と。
どう考えても、下手な言い訳にしか聞こえませんね。Eさんも憮然としながら面談を終えたそうです。どう問いただしても、シラを切り通したそうですから。
この話を聞いて、私は、義家弘介氏の北星学園余市高校への転職理由が納得できました。当時の義家弘介氏は、職場内で厳しい立場にいたため、退職を考えていたところに恩師から誘いがきたわけです。
義家弘介氏は、自著で「あまりの嬉しさで、アパートの壁を蹴り破った。」とこの件を表現していることから、いかにこの誘いが“渡りに舟”であったかがわかります。
結局、自分の行いが悪かったことを棚に上げて、私教育を非難的に取り上げる姿勢には、義家弘介氏の矮小な人間性が反映されているということですか…。
その後、北星学園余市高校においても、義家弘介氏は生徒との醜聞が話題になっていますから、まるで人間的に成長しなかったということなのでしょうね。
この義家弘介氏の一件から、若い塾講師(社員・アルバイト双方)が生徒から人気を取るにはどうしたらよいか、わかります。
与えられたマニュアル通りの授業や、大手塾標準装備のテキスト・プリントだけを使う授業では、塾の生徒達は満足しません。
「先生が、自作のプリントを作ってくれた」
「先生が、授業以外に時間を割いて詳しく教えてくれた」
など、特別視されたと感じることが生徒の満足につながるのです。
立ち回りの分かっている塾講師は、受け持つクラスの所属生にまんべんなく満足感を与えます。それが、自己の全体評価の引き上げに結びつくわけです。
そのように、まんべんなく対応のできる塾講師は、大きな問題を起こしにくいのですが、一部の生徒のみに「特別視をした」と感じさせると、後が大変です。
俗に“ひいき”と呼ばれる見方を他の生徒からされるわけです。ひいきされた生徒は、そのことによる優越感を感じ、他の生徒は不公平感を感じます。
学校教育と異なり、塾はサービス業です。つまり、サービスの不公平は、企業の根幹を揺るがす問題に発展するケースもあるのです。
また、バランスの欠如した対応は、企業運営のみならず、講師生命の危機に自らを貶める結果となることも多々あります。つまり、ひいきは危険な行動なのです。
今風の生徒の感覚には「自分だけを見て!」という、個人を特別視した対応を望む傾向が強くあります。根拠として、“個別指導塾”の台頭を上げることができるでしょう。
「自分だけを見て!」というニーズを満足させる形態として、まさに“個別指導塾”はうってつけでないでしょうか。
大手の集団指導塾は、個別指導塾への対抗策として、居残り補習などを取り入れていきます。それが、どんな影響をもたらすかを考えずに……。
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