日能研や四谷大塚に対して、HZ会の中学受験コースはどう違うのでしょうか。
2月から5月までの折り込みチラシを比較すると、ターゲット校が大きく違うことがわかります。HZ会はあくまでも北海道内の中学受験校のみに特化したコース設定を行っているのです。
北嶺中や教育大附属中受験コースをトップクラスとして、あくまでも道内校の入試分析によるオリジナルテキストで指導していることを謳っています。他の道外中学受験塾からみると、ターゲットの絞り方はある意味正解かもしれません。
しかし、チラシ等で「中学受験も圧勝!」とばかりに合格実績を掲載していますが、そのポイントがずれているように感じるのは私だけでしょうか?
たとえば、教育大附属中96名(道内4校合計)、立命館慶祥中71名。この2校の実績は華々しいですが、誇る程の学校かどうかは疑問です。
教育大附属中は受験が伴うというだけで昨今の中高一貫校の流れからはすでに亜流といってよい学校でないでしょうか?現に、札幌校は北区あいの里移転以降、受験者の大多数は北区に集中し、中央区以南からの受験者はかなり少ないといいます。教育大が中央区にあった頃とは事情は違います。また、道内他の地域ではR会に占有数で負けています。
立命館慶祥中に関しては、3章や3.5章でふれたように「現役予備校TANJI」などの志のある私塾では進学校として認知されていません。そういった、学校での実績が積み重なっても「確かな指導力の証し」かどうかは疑問が残ります。
それに対し、共学の北嶺と評判の高まっている札幌大谷中の実績は、その他扱いです。実績数で評価できるのは北嶺中と札幌日大中くらいでないでしょうか?
HZ会はR会グループが四谷大塚NET校を開設したことに伴い、中学受験コースをかなり強化したことは認めます。大枠の方向性が正しいのもHZ会でしょう。しかし、実績重点校は少々見直した方がよいのではないでしょうか?
また、R会対策でドタバタしながらコースを設定するのはいかがなものでしょう?タガが外れて大きな失態を演じないことが必要な気がします。
2月24日の函館地区での中学受験説明会にチラシで謳った中学の関係者がだれも出席しなかったというようなミスは父母の信頼の失墜につながります。出席していた函館の友人もかなり呆れていました。運営本部のミスでしょうか?これではR会グループや日能研には勝てないでしょう。
さて、長らく蚊帳の外だったS英予備校ですが、中学受験に関しては本当に蚊帳の外のようです。設定しているのは「附属中受験コース」のみです。中高一貫校に関しては鼻から無視しているようです。中学部で「附属中コース」を持っている関係上、「受験コースがありますよ!」と付け足し的な存在にすぎません。中学受験に関しては、この塾を選ぶのは「……」でしょう。
2回にわたりコース設定の問題点を考察してみましたが、大きな問題はもう1つあります。それは次回にて。