塾についての認識は、首都圏と北海道では大きな違いがあることを皆さんはご存知でしょうか。首都圏での塾は「中学受験」に対応する小学生の時期からかなり加熱しています。中学生の塾通いはどちらかというとその延長線上に存在しているようです。
北海道は今までの章をお読みになれば気づくように、主体は中学生でした。しかし、その認識は昨今大きく変わろうとしています。
2000年代になり、2000年の立命館慶祥中学校、2003年の札幌日大中学校の新規開設や今春の札幌大谷中学校・光星中学校の共学化を受けてか、この10年での私立中学受験熱はかなりの拡大傾向になっています。
10年前の札幌圏私立中受験者は800名程度であったのに、2008年では1800名を超える生徒が中学受験をし、実際に入学した生徒も1000人を超えています。札幌市内の12歳人口はおよそ16000人ですから、10%以上の生徒が受験し、6%以上が私立中学に在籍している計算となります。特に受験熱が高まっているのは中央区で、市教委が実施したアンケートによると私立中学を受験させたいと考える父母は24%(全市では10%程度)存在し、あたかも首都圏のようになってきているのです。
今回の第5章の取材中に不思議に思ったのは中学受験塾のほとんどが中央区に集中していることでした。その理由は上記の父母意識を反映したものなのでしょう。営利主義の塾にとって、意識の高い父母が多く住む地域での展開は当然といえます。
これらの進学熱の高まりを反映して、あのR会グループもついに重い腰を上げて四谷大塚NETを利用した受験指導へ参入してきたのでしょう。
しかし、首都圏と北海道では私立中学の環境には大きな差異があります。その差異を認識して対応しているのは実はHZ会だけでないでしょうか?