北海道の塾には、真の意味で私教育をリードする塾はあるのでしょうか?
その疑問に答えてくれる北海道の塾は少なくとも2つはあります。1つは、札幌市で1953年に開校した『現役予備校TANJI(旧丹治進学教室)』、もう1つは北見市で1992年に開校した『志学会』です。
『現役予備校TANJI』は、現存する北海道の塾の中で最も歴史のある塾です。言い換えれば、この50年以上の激動する私教育環境の中で、一貫した方針を持って生き抜いてきた志(こころざし)確かな塾であるということです。
『志学会』は3章でも書いたように、「北見R会」を辞した田巻氏が、地域社会への貢献を私教育を通じて行うために開校した塾です。この15年における活動の評価は、大手塾を凌駕するような進学実績がすべてを物語っているといえます。
私がこの2つの塾を「私教育リーダー塾」として位置づけるのは、次の理由によるものです。
①大手塾のように中学生のみに特化した形態ではなく、小中高一貫指導を実践している。
②創業者(塾長)の崇高な志をすべての社員に浸透する運営を行っている。
- 管理不徹底を招くような多教室運営をせず、1会場ですべての生徒が塾長と面識がある教室を作っている。
- 社員講師のみの教務スタッフ構成をとり、社員には指導内容の質的向上のみを求めている。
③不必要な営業活動はしない。
④地域の特殊性を考慮した指導を取り入れている。
⑤子供たちの知的好奇心を育てる指導を取り入れている。
もちろん、この2つの塾をひとくくりにして評価するのは無理があります。ただ、2つの塾の方向性こそ、これからの北海道の塾に必要な要素であることには間違いはないでしょう。
別項でふれている北海道版の「夜スペシャル」。もし、委ねられるとしたら、この2つの塾以外に北海道の塾には適任塾は存在しないでしょう……。
※次回から2回に分けてそれぞれの塾をご紹介いたします。