電話セールスにご用心! 塾選び>失敗

- これは塾・予備校じゃない!編 - 【北海道の私教育“塾・家庭教師比較” Sub Blog vol.4】

道内学習塾の生き残り戦争

  • 道内学習塾の生き残り戦争(1)~(3)  -序章- プロローグ編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(4)~(9)   -2章- 指導システム&スタッフ編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(10)   -2.5章-  春期講習編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(11)~(17) -3章- 合格実績発表の功罪編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(18)~(20) -3.5章- 北海道の私教育リーダー塾編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(21)~(30) -4章- 高校生指導は何処へ編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(31)~(38) -5章- 中高一貫教育への波編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(39)~(40) -5.5章- 夏期講習戦線異状あり編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(41)~(52) -6章- 塾講師は聖職か?編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(53)~(54)-6.5章-インターリュード編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(55)~(61)-7章- 講師と生徒の微妙な関係編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(62)~(79) -8章- 個別指導と大手塾編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(80)~(82) -8.5章- 塾業界情報&対論1編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(83)~(89) -9章- 2chからみる塾観編
  • 道内学習塾の生き残り戦争(90)~(100) -終章- 大手塾の道、私教育の夢編

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塾選び 失敗>電話セールスにご用心!!

 これをお読みの方々にまず申し上げます。“まともな塾・予備校は、電話セールスなどしません!!”。というのは先日、家庭教師先の生徒の友人が、電話セールスの予備校から来た指導員と称する人物と会い、4時間も粘られ根負けして、100万円以上のローンを組む契約をさせられた事件があったからです。その指導員が帰ったあと、クーリングオフをして事なきを得たようですが、もしそのまま契約していたらどうなっていたことでしょう?このセールス会社の手口をよく理解して、電話の段階で断ることをお勧めします。

 いったいどんな手口なのか。実は、私の家庭教師仲間の1人がかつて、その会社に数か月勤めていました。内情を聞くと、実に腹立たしく憤りを感じましたので。会社名を秘匿せず聞いた限りの詳細をこの場で記載します。

JPCの教材

  • 会社名:(株)日本プロデュースセンター(略称JPC)
  • 会社の目的:高価な高校3年分のテキスト教材の訪問販売
  • 電話での名乗り:「DC大学入試指導センター」または「育英進学ゼミナール」→札幌市内には育英進学ゼミナールは存在しません!また、DC大学入試指導センターは、JPCが販売した教材を補完する程度の授業をする疑似予備校といえる組織です。

◎電話のかかってくるご家庭の特徴:該当学年のお子さんが生まれて以来、住所または電話番号が変わっていない方。または、さまざまな懸賞等に応募した経験のある方。

→この個人情報の管理にうるさい時代に、どこから情報が漏れたんだ!!と疑問を持つ方が多いと思います。こういった業種の会社は、名簿会社から1件20~500円程度で名簿を買うのです。その名簿をもとに社員が偽名を使ってアポイントを取るのです。考えてみれば、名簿管理がうるさく叫ばれるようになったのは最近5年くらいのことです。それ以前は、区役所でも商用目的以外であれば住民情報を買うことができたのです。また、懸賞関係の情報には、学年や年齢が記載されていますので、精度が高く利用しやすいようです。高校の合格発表で、合格者氏名が新聞発表されていたころは、そのデータ精査に大いに役立っていたそうです。ちなみに、この会社では名簿の情報源を「模擬試験のデータから知りました」と説明しますが、大嘘です!

◎指導員とは:JPCの営業社員のことです。彼らのほとんどは高卒以下の低学歴で、大学教育とは縁のない集団です。知人が勤めていた当時の札幌支店長は、中卒で少年院にいった経歴のある人物だったそうですから、他の社員もたかが知れています。しかし、それでは困るので、学歴を詐称して各ご家庭を訪問するわけです。また、電話で初めにコンタクトを取るのは実は訪問する営業社員で、偽名を使い別人になり替わって「優秀な指導員をお伺いさせますので…。」などど言って、ぬけぬけと商売しに向かいます。

◎その手口:営業マニュアルが存在します!

  1. 訪問した営業員は、信頼できる会社であることをアピールするために、誇張した会社情報を家庭に伝える(現役合格率90%などど大法螺をいう)。その時に、特別コースなので人数制限のあることを強調する。
  2. 浪人することは大変なことと話し、他の塾・家庭教師・予備校の欠点を言いまくって情報操作する。特に、予備校の費用はかなり高くいい、自分たちの商品は安いものだと思わせる。
  3. 簡単な英語のテストをして、「コースに推薦するから」といって勧誘する。
  4. うその電話を支店にかけて、いかにもコースに入れるように交渉したかのように見せる。
  5. 保留になった場合や、訪問する前に契約の可能性の高い家庭には、他予備校(代々木・駿台・河合塾・東進・秀英などを騙る)の電話セールスを装い、大学入試指導センターの宣伝をする。※無論、これらの予備校は一切電話セールスなどしない。この電話を会社内部では「雷」と称している。

◎契約において:ジャックスやアプラスのローン用紙が登場!その時点で、怪しいと思ってください。その用紙には、しっかりとテキストに料金がかかることが明記されています。また、入会金が7の倍数単位で請求されますが、これは入会金ではありません!入会金と称して入金した費用は、1授業3500円の個別指導の代金です(最大100コマ、したがって入会金の上限は35万円)。この入会金の領収書は正規のものではなく、社員は契約後にローン用紙から印鑑を油紙に転写して、正規の個別指導契約書を偽造します。

 なお、以下の事件で話題になったアンビシャスも一括契約を結びますが、こちらも教材販売が主たる目的であったと考えて差し支えありません。

  “学習塾アンビシャス突然閉鎖 授業料返還は厳しい”

 全国で大学進学予備校や学習塾の「アンビシャス」を経営する、グリーン・フィールド(東京)が全国16教室を突然閉鎖、破産手続きを進めていることが27日、分かった。代理人の弁護士によると、既に100万円以上の授業料を支払った受講生もいるというが、受講生は6月末で解約、授業料の全額返済は難しいとみられるという。25日付で受講生に郵送された通知によると、同社は「中途解約の増加等を原因とする売り上げ低迷により経営が急激に悪化し、多額の債務を抱えた」として、破産手続きを進めていくとしている。同社は1981年に設立。高校生に向けた学習塾16校が北海道、東京、千葉、長野、愛知、石川、大阪、広島で展開している。

出典:『教育情報サイトeduon!』2007年06月27日

◎セールス電話への対応法

  1. ナンバーズディスプレイ対応電話では、着信拒否設定をすることがお勧めです。このJPCの場合、HPから各事業所を調べて、メインの電話番号を検索します。札幌の場合、221-953▲という番号で、下一ケタ1と2がまともな番号、3~5は発信専用になっています。この5つの電話番号を入力すると、ブロックできます。
  2. 名簿から削除させて、もうかけさせないようにするには、ちょっと乱暴ですが「うちの子は3年前に死んでいます」とか「うちの子は障害児です」などど、商売できない事由を告げて(嘘をつく)、削除させるとよいです。

 なお、この会社の販売しているテキストは、1セット50万円以上する代物ですが、旧課程内容のまま改訂されていないそうですので、内容的にも使い物にはなりません。

 他、家庭教師などの電話セールスも、基本的には教材販売が目的と考えていたほうが良いですよ。いずれにしても、まともな予備校や塾、家庭教師は電話セールスをしないと認識することが大切です。では皆さん、ご注意ください。

塾選び 失敗>電話セールスにご用心!! 番外編

 先日、この記事を立ち上げたあと、詳細を調べる作業をしていました。すると、東京都のHPで以下の記事を発見!なんと、5都県一斉の「業務停止命令」の公表を(株)日本プロデュースセンターが受けていたのです。北海道庁のHPにも、他都府県事例として公表されています。下記に、東京都HPのものを引用(一部抜粋)しますので、北海道および、他の都府県の皆さんもぜひ一読ください。

個別指導が受けられる予備校・塾と誤信させ、自宅学習が中心の指導付教材等を販売している事業者に対し業務停止命令(3ヶ月)~五都県同時~

平成19年11月29日

生活文化スポーツ局

 本日東京都は、大学受験生を持つ保護者に対し、あたかもいつでも好きなときに個別指導が受けられる予備校・塾と誤信させるような勧誘トークにより、自宅学習が中心の指導サービス付教材等を販売している事業者に対し、特定商取引に関する法律(以下「特定商取引法」という。)第8条及び第47条に基づき、業務の一部を停止すべきことを埼玉県、千葉県、神奈川県及び静岡県と同時に命令しましたので、お知らせします。
 なお、当該事業者による被害は、首都圏を中心に広域的に発生していたため、五都県が合同で調査・処分を行なったものです。五都県同時の業務停止命令は初めてです。

1 事業者の概要
(1)事業者名 株式会社 育英
 代表者 代表取締役 古谷 長彦
 売上高 42億6,600万円(平成18年3月~平成19年2月)
 本社 東京都渋谷区代々木一丁目38番2号ミヤタビル2階(実際の所在地)

(2)事業者名 株式会社トライパス
 代表者 代表取締役 田中 幸子
 売上高 10億9,900万円(平成18年6月~平成19年5月)
 本社 東京都新宿区西新宿一丁目19番6号

(3)事業者名 株式会社 日本プロデュースセンター(直接の勧誘行為実施業者)
 代表者 代表取締役 武 笑美也
 売上高 31億7,900万円(平成18年1月~平成18年12月)
 本社 大阪府大阪市内平野町一丁目3番6号JPCビル

 上記3社は、「DC大学入試指導センター」を共同で運営し、指導サービス付教材「DC大学入試合格ゼミ」及び教材購入者を対象とした個別指導「トライパス」の販売・役務提供をしている。詳細は、下記のとおり。

2 主な勧誘等の手口
「大学入試指導センターです。」、「無料の進路相談に乗ります。」などと商業登記簿上の法人の名称や教材販売という本来の目的を告げず消費者宅に勧誘の電話をする。
実際はそのような条件もコースもないにもかかわらず、「入会試験に合格した人のみが通えるトライパスコースがあります。入会試験を受けてみませんか」と言い特別な予備校・塾と誤信させて勧誘する。
 実際には自宅学習が中心の指導サービス付教材の販売にもかかわらず、故意に教材の話をせず、付加サービスである個別指導ばかりを強調して勧誘し、特別な予備校・塾と誤信させて契約を締結する。
 本来は1回ごとに料金設定されている個別指導の料金体系を一切説明せず、60回分21万円や100回分35万円を「トライパス申込金」等と説明し、予備校・塾の入学金かのごとく誤信させて契約させる。
 合理的な根拠もなく「第3志望までの現役合格率90パーセント」と謳い勧誘する。
 消費者宅を訪問し、消費者が帰って欲しいとの意思を示しているにもかかわらず、夜遅くまで執拗に勧誘を続ける。

5 DC大学入試指導センターの営業実態
 DC大学入試指導センターは、電話・FAX等による質問制度・通信添削等の指導サービス付き学習教材(DC大学入試合格ゼミ)と教材購入者に対する個別指導(トライパス)を販売・提供している。
 同センターは、教材の企画・制作を担当する(株)育英、指導サービス・個別指導の提供を担当する(株)トライパス、入会事務局として販売代理及び学習計画書作成や大学生チューターによる教材購入者に対するアフターフォロー等の役務の提供を担当している(株)日本プロデュースセンターの3社で共同運営している。

6 業務停止命令の内容
 平成19年11月30日(命令の翌日)から平成20年2月29日までの間(3ヶ月)、特定商取引法第2条第1項に規定する訪問販売及び同41条第1項第1号に規定する特定継続的役務提供(同法施行令別表5の3の項の第1欄及び同表5の4の項の第1欄に定める役務)のうち、次の行為を停止すること。

契約の締結についてその勧誘をすること。
契約の申込みを受けること。(ただし、更新契約に係るものは除く。)
契約を締結すること。(ただし、更新契約に係るものは除く。)
 ※既契約者に対する役務サービスの提供は業務停止の対象とはならないので、現会員は指導サービスや個別指導の役務サービスを引き続き受けることができる。

7 今後の対応について
 業務停止命令を行った事業者については、命令に違反した場合には、行為者に対し特定商取引法第70条の規定に基づき2年以下の懲役又は300万円以下の罰金又はこれを併科する手続きを、法人に対し特定商取引法第74条の規定に基づき3億円以下の罰金刑を科する手続きを行う。

◎引用HP=東京都=(下記をクリックすると、詳細ページにいきます)

東京都HP該当ページ

◎勧誘事例=静岡県=(下記をクリックすると、詳細ページにいきます)

静岡県HP該当ページ

 私から、申し上げることはもはやありません。このような会社であることを、皆さんが熟知していただければ幸いです。